灯り

独身貴族を自負していた

男の上司が

"俺も、なんかさ、結婚にちょっとだけ

憧れとかもっちゃったんだよね。

なんか、家に帰って来た時に

家の灯りがともってたら、なんか

ホッとしそうじゃない??!"

と言った。

そしたら近くにいたある上司が

アドバイスした。

"それなら、家出る時、電気付けっ放し

で行けばいいじゃん。お前の稼ぎなら

それくらい出来るだろ"


いや、そういうアドバイスを求めて

いたんじゃないだろう。…、笑。